春の装飾にぴったりな「イースターリース」とは? 心踊る春の到来を祝おう

春の訪れを祝うイースターリース

春の訪れと共にやってくるイースター。この特別な季節に欠かせない飾りの一つが「イースターリース」す。

イースターリースとは、キリストの復活を象徴し、新しい命や希望を表現する装飾アイテムのこと。

イースターは毎年3月下旬から4月上旬になることが多く、イースターリースには春の花がふんだんに用いられるため、気分がとても華やぎます。

本記事では、春の季節に彩りを添えるイースターリースについて、種類や飾り方、お手入れ方法までご紹介してきます。

イースターリースって何?

煌(あき)

…という方のためにこれから解説します。あなたも次のイースターにはぜひイースターリースを飾ってみてくださいね!

目次

イースターの起源と意味

イースターは「復活祭」とも言われており、イエス・キリストの死と復活を祝うキリスト教の祭日で、春の訪れと新しい命の始まりを祝うお祭りでもあります。

イエス・キリストは、十字架にかけられて死んだ後、3日目によみがえったとされています。この奇跡を記念して、春分の日以降の最初の満月の次の日曜日にイースターを祝います。

イースターには、卵やうさぎといった春や生命の象徴が使われます。卵は、イエス・キリストが死の殻を破って復活したことを表し、色とりどりに飾られます。うさぎは多産で知られる動物で、こちらも新しい生命の息吹を象徴するものです。

イースターでは、子どもたちは卵探しや卵転がしといったゲームを楽しんだり、うさぎの形をしたお菓子やチョコレートを食べたりします。海外では、家族が集って静かに食事をするのが一般的なようです。

イースターには春の訪れを祝う各地の風習も含まれています。 そのため、上記のほかにも国や地域によって様々な習慣があります。

イースターリースについて

イースターリースは、真冬に飾るクリスマスリースとは異なり、春の訪れや復活祭の象徴として、優しい雰囲気や、明るく華やかな雰囲気を演出してくれます。

イースターリースの由来

リースは、輪の形であることから永遠や無限を意味し、イエス・キリストの永遠の命を表しています。

リースの起源は、キリスト教誕生以前の古代ギリシャや古代ローマ時代にまでさかのぼります。当時、リースは勝利や栄光を称えるため、また祭事や結婚式などの特別な行事の際に使われていました。

4世紀頃にローマ皇帝がキリスト教を国教としたことで、当時のローマの風習とキリスト教が混じり合い、リースを飾る習慣が広まったと考えられています。

イースターリースに使用される花や卵は、新たな始まりや再生を象徴するものとして用いられています。

イースターリースの種類

イースターリースはキリストの復活を象徴し、新しい命や希望、春の訪れを表現するための装飾アイテムだということがわかりましたね。

近年ではディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどでイースターイベントの盛り上がりを見せ、それに伴って、一般家庭でもイースターを祝う動きが活発です。

イースターを飾るリースは明確に分類されているわけではありませんが、使われる素材や装飾によって、独自に以下の4つに分類してみました。

  • イースターフラワーリース
  • イースタードライフラワーリース
  • イースターエッグリース
  • イースターバニーリース

イースターリースはネットショッピングなどで購入できるほか、手作りでも作ることができます。また、フリマサイトで手作り品を購入することもできます。

イースターフラワーリース

引用:minne
引用:creema

生花や造花を使って作るリースです。春らしい色や香りを楽しめます。花の種類や配置は自由に選べますが、明る爽やかな春の花を使うと、春の訪れを予感して気分も浮き立ちます。

イースターによく使われる花
  • テッポウユリ
    純白で純潔の象徴とされるテッポウユリはイースターリリーとも呼ばれ、イースターを記念する花として飾られます。
  • 水仙
    春の訪れを表す白や黄色の水仙はユリに似た美しい雰囲気があり、キリストの復活の象徴とされています。
  • ヒヤシンス
    紫色の美しく香りのよい花で、希望や信仰や知恵を表します。天と地のつながりを象徴するイースターの花として人気です。
  • チューリップ
    春を代表する花で、明るく可憐な雰囲気です。赤やピンク、黄色などの彩りを添えてくれます。
  • バラ
    白、ピンク、赤、黄、オレンジなど多くの色があり、姿形も美しいことから装飾の代表的な花です。
  • スズラン
    小さく可憐な花は香りが良く、純粋・純潔・謙虚などの意味があります。イースターの花としても人気です。
  • ラナンキュラス
    春の到来を告げるラナンキュラスは、花びらが幾重にも重なって華やかさを演出してくれます。カラフルな色を楽しむことができます。

また、近年ミモザのリースやスワッグも非常に人気が出てきています。明るい太陽や復活を象徴する黄色く豊かな花が、イースターにぴったりです。

イースタードライフラワーリース

引用:creema

ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使って作るリースです。生花に比べて長く飾ることができます。色や形の変化がほとんどなく、ナチュラルな雰囲気を楽しめます。

イースターエッグリース

卵を装飾のメインにしたリースです。卵はイースターの象徴で、新しい命や再生を意味します。卵の色や模様は自分でペイントしたり、ステッカーやリボンなどで飾ったりできます。

卵のペイントに使われる色の意味

  • 人類のために流されたキリストの血を表し、犠牲、愛の象徴を意味しています。

  • 復活したイエス・キリストを象徴する色で、赦し、神の栄光や勝利の色とされています。世界の平和を願う色でもあります。

  • 神を象徴する色で、海や空、天国などを表します。マリアの衣の色としても描かれます。

  • 生き物を養う草の色です。復活と永遠の命を約束する色で、再生や繁栄を表します。

  • キリストの苦しみや悔い改めを表し、神への信頼や謙虚さを象徴しています。

  • 太陽を表し、喜びや幸福感を表します。
  • ピンク
    新しい始まりの予感や成功を意味します。

イースターバニーリース

引用:minnne

明確な定義はなさそうですが、うさぎや卵の装飾が付いたリースや、うさぎの形のグリーンリースのことを指します。

イースターリースは手作りをしたいと考える方も多いようですので、自由な発想でデザインしたり、フリマサイトで購入するのも楽しいですね。

以上、イースターリースの起源や特徴、種類についてご紹介しました。復活祭のお祝いにぴったりなイースターリースで、春の訪れや新たな始まりを感じてみてはいかがでしょうか。

イースターリースを飾る場所

イースターリースを飾る場所は、特に決まっているわけではありません。

玄関やリビング、ベッドルームなど、部屋の雰囲気に合わせて、イースターリースを効果的に飾りましょう。

玄関

玄関は家の顔です。

イースターリースを玄関に飾ることで、春の訪れを感じさせるとともに、来客にも明るく華やかな印象を与えることができます。玄関にイースターリースを飾るときは、ドアや壁にかけるのが一般的ですが、棚の上に置くのもおしゃれです。

玄関のサイズや色に合わせて、イースターリースの大きさやデザインを選びましょう。玄関には、大きめで華やかな色や形のイースターリースがおすすめです 。

リビング

リビングは家族や友人と過ごす場所です。

イースターリースをリビングに飾ることで、リラックスしたり楽しんだりする空間に春の雰囲気をプラスすることができるでしょう。リビングのインテリアやテイストに合わせて、イースターリースの色や素材を選びます。

リビングには、ナチュラルな雰囲気のイースターリースや、明るい雰囲気のイースターリースがおすすめです 。

ベッドルーム

ベッドルームは自分のプライベートな場所です。

イースターリースをベッドルームに飾ることで、眠る前や朝目覚めた時に、美しく彩られた春の雰囲気を味わうことができます。

壁にかけて飾るのが一般的ですが、ドレッサーやナイトテーブルの上に置くのも可愛いです。ベッドルームには、優しい雰囲気のイースターリースがおすすめです 。

イースターリースのお手入れ方法

イースターリースのお手入れ・保管方法

イースターリースは、春の装飾として楽しんだ後は、きちんとお手入れして保管することで、次の年も使いまわすことができます。

  • リースに付いたホコリや汚れを落とす。ドライヤーの冷風やエアーブロワー、柔らかい筆などを使って、優しく払い落とす。
  • リースを乾燥させる。水分が残っているとカビや虫の発生の原因になります。新聞紙の上で1日ほど乾燥させるか、乾燥剤と一緒に密閉できる袋に入れる。
  • リースを新聞紙で包む。直射日光や湿気、温度の変化に弱いので、新聞紙でリースを包んで、暗くて涼しい場所に保管する。リースの形が崩れないように、平らに置くか、壁にかける。

イースターリースの取扱い注意点

イースターリースは、繊細な素材で作られているので、取り扱いには注意が必要です。特に以下のことに気をつけましょう。

  • リースを飾る場所を選ぶ。直射日光や強い風、エアコンやヒーターの風などは、リースの色あせや乾燥、傷みを早めます。屋内や屋根のある場所に飾り、風や雨が強い日は屋内に避難させる。
  • リースに水やりをしない。プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーなどのリースには、水やりは必要ありません。むしろ、水分が入るとカビや色落ちの原因になります。霧吹きなども避ける。
  • リースを引っ張ったり、触りすぎない。リースの花や葉は、引っ張ったり、触りすぎたりすると、折れたり、取れたり、傷んだりします。特に子供やペットがいる場合は、手の届かない高さに飾るか、触らないように注意する。

まとめ

イースターリースとは、復活祭に飾る花や卵などを使ったリースのことで、春の訪れや新しい命を祝うシンボルです。

この記事では、春の装飾にぴったりなイースターリースの種類や飾り方、お手入れ方法などについて解説しました。

ぜひあなたも、春の季節にぴったりなイースターリースを見つけてみてくださいね!

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